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受け継いで継承する
株式会社サイトウ農場
代表取締役 齋藤雄志
大学では企業経営(リスクマネジメント)を修学。データ分析を得意とする。就農時より未来を見据えて、肥育経営から繁殖・肥育一貫経営への移行に着手。人工授精をはじめ、繁殖管理に関する技術を習得し、5年前の法人化時には一貫経営を確立させる。現在では繁殖牛60頭を含む黒毛和種230頭を飼養し、一貫経営のプロフェッショナルとして、畜産業界を先導している。
- 受賞
- 第39回栃木県肉用牛総合共進会 黒毛和種の部 最優秀賞受賞(農林水産大臣賞)
第58回肉用牛枝肉共励会 最優秀賞受賞(農林水産大臣賞)
- 講演
- 令和元年度 関東地域肉用牛生産基盤強化推進シンポジウム
令和3~5年度 中央畜産技術研修会
令和6年度 中央畜産技術研修会予定
令和6年度 栃木県県家畜人工授精師協会「とち和会」
- 資格
- 家畜人工授精師(人工授精・受精卵移植)
講演依頼、視察依頼などお気軽にお問い合わせください。
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- Tel.
- 090-4123-8990
- Email.
- ushiyatak@tvoyama.ne.jp
和牛一貫経営
弊社の主力となっている畜産部門ですが、その最大の特徴といえるのが、和牛一貫経営となります。一般的な肉牛経営は、繁殖牛を保留し、子牛生産から子牛市場販売までを担う「繁殖農家」と、子牛市場から子牛を購入、肥育し、出荷までを担う「肥育農家」がありますが、弊社のような子牛生産から肥育出荷までを一貫して担う農家を一貫経営農家といいます。
肥育農家が一貫経営農家へ移行するメリット
- 移動のストレス、飼い直し等の回避
- 繁殖農家と肥育農家が別々の場合は、移動による環境変化、飼養者の変化より、重度のストレスが生じます。ストレスは成長や疾病に大きく係わりますが、一貫経営は移動がなく、また育成期間から肥育期間への移行がスムーズにできるため、肥育期間の短縮や肉質向上を図ることができます。
- 血統の選定
- 肥育するにあたって、過去のデータを分析し、繁殖牛、肥育牛ともに、自分の得意な血統構成の牛の安定的な生産ができます。
- 経費の削減
- 近年では子牛価格が高値安定の傾向にあり、自家産子牛と導入子牛の価格差が大きくなっております。過去の例でいうと平成28年には子牛の平均価格が81万円台まで高騰したことがありました。当時の子牛生産価格は40万円程度であり、比較すると半値で肥育素牛を揃えることができました。子牛価格の変動リスクを軽減することができます。
循環型農業
「農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和に留意しつつ、土づくり等を通じて化学肥料・農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業」(農林水産省)という環境保全型農業という位置づけがあります。農林水産省が推し進める現代農業の理想という形になりますが、弊社の経営に置き換えて解釈するならば、畜産部門から出る糞尿(産業廃棄物)を堆肥化し、土地利用型部門へ肥料として還元することで、化学肥料・農薬の使用量の軽減を図り、自然に優しい農業を続けていく。ということになります。
弊社が古来より行ってきた稲作経営においては、農耕馬を養い、田畑を耕し生活を共にするような生活でした。その生活の中で自然と行ってきた“循環型農業”というものが、まさに環境保全型農業となります。
稲を植え、米を収穫し、稲わらを集め、堆肥をまく。代々受け継がれてきた農業の形を、今もこれからも変わらず行っていく。そう決めたわけではなく、受け継がれたものを次の世代へ受け渡す。只々、自然の流れが みどりの食料システム戦略に基づいた有機農業、脱炭素化、を実現し、SDGsの達成度に貢献することができています。
スマート農業
「農業」×「先端技術」=「スマート農業」
「スマート農業」とは、「ロボット、AI、IoTなど先端技術を活用する農業」のことです。
- 作業の自動化
- 自動操舵付き田植え機、スマホで操作する牛の管理システム、ドローンなどの活用により、作業を自動化し人手を省くことが可能になります。
- 情報共有の簡易化
- 位置情報と連動した経営管理アプリや、牛の動向を管理するアプリの活用により、作業の記録をデジタル化・自動化し、従業員が共有することで、熟練者でなくても生産活動の主体になることが可能になります。
- データの活用
- ドローン・衛星によるセンシングデータや気象データのAI解析により、農作物の生育や病虫害を予測し、高度な農業経営が可能になります。
畜産部門
- 発情発見装置の「牛歩」
- ・歩数増加から発情を発見する発情発見機
- ・分娩後初回人工授精日数(初回AI日数)、空胎日数の短縮
- ・労力不足解消、複合経営に最適
- 分娩管理システムの「牛恩恵」
- ・分娩時に生理的変化する体温を利用した、出産時期の予測、
および出産の開始を知らせるシステム - ・飼養者の監視作業の軽減、出産時の立会いによる分娩事故の軽減
- 牛舎内監視カメラの「養牛カメラ」
- ・牛の映像を遠隔地から確認でき、映像と音声はスマートフォン・PC・TVでチェック
- ・夜中でもスマートフォン、PCで照明を点けることができる
土地利用部門
- 防除作業や除草作業を行うドローン
- ・農薬・肥料の散布作業の効率化
- ・トラクター等が通ることができない狭い場所でも作業が可能
- ・データを管理できる
- 自動操舵付き田植機
- ・田植機操作が不慣れな方でも簡単にまっすぐ田植えができる
- ・熟練者においても労力が軽減されることで作業効率が向上する
会社概要
- 会社名
- 株式会社サイトウ農場
- 代表
- 齋藤 雄志
- 設立
- 令和元年5月1日
- 所在地
- 〒323-0068 栃木県小山市大字下初田77番地1
- 電話番号
- 0285-38-0428
- メールアドレス
- ushiyatak@tvoyama.ne.jp
- 役員数
- 4名
- 従業員数
- 正社員2名、パートタイマー1名